左()文()字(水谷豊)の友人の医師・川中義昭(丹()波義隆)から、記憶喪失の男(ベンガル)の身元調査を依頼される()。男が持っていた宮崎のホテルのマッチと()「モリシマミヅキ」という言葉から、左文字は元医師で宮崎の代議士・高村の秘書・森島みづき(羽田美智子)を訪問。みづきは男に心当たりは()な()いというが()、男が発見された場所を、説明とは違う「隅田川沿い」と()口走り、左文字は疑いを抱く。
やがて()、左文字は男の正体をつかむ。男は“坂田公一”という興信所を営む同業者だった。そんな中、隅田川で宮崎出身のホステスの他()殺体が見つ()かる。警察が坂田を殺人事件の犯人と()睨む中、左文字は宮崎地方の「仇討ち伝()説」から事件のヒン()トを得る。